檀林寺【右京区嵯峨】

お寺

檀林皇后の遺徳を偲ぶ

承和年間(834-848)に、檀林皇后(嵯峨天皇の皇后・橘嘉智子)が創建した。唐僧義空が、今の野宮神社付近で開山した。盛時には、塔頭十二坊を数えたが、皇后の没後に徐々に衰え、平安中期、一条天皇の頃に廃絶した。 
昭和39(1964)年に檀林皇后の遺徳を偲んで再興されたが、平安期の檀林寺とは直接関係がない。

檀林皇后(橘嘉智子)の伝説

仏教に深く帰依し、
① 自分の体を餌として鳥や獣の飢を救うため
② この世のあらゆるものは永遠なるものは無い「諸行無常」の真理を自らの身をもって示すため
自らの遺体を埋葬せず路傍に放置せよと遺言し、帷子辻において遺体が腐乱して白骨化していく様子を人々に示し、その遺体の変化の過程を絵師に描かせた。

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