東寺(慶賀門)【南区】

お寺

遊びの来られるお稲荷さん

823年に、嵯峨天皇より空海は東寺を与えられた。
それを聞いた、あごひげをはやして白装束の稲荷大明神は、ふたりの婦人と子どもを伴って東寺に出向いた。
空海は、2階建ての楼門である南大門で、もてなしの品として餅や粟を置き、一行を出迎え、大変喜んだ稲荷大明神は、空海が勧めた八条二階堂の柴守りの家にしばらく家族とともに宿泊した。
空海は、その間に伏見の稲荷山近くに社を建て、それを知った稲荷大明神は感激し、毎年のように東寺に遊びに来るようになった。

神幸祭

4月23日に、伏見稲荷より5基の神輿が八条二階堂の御旅所にやってくる(11日間滞在)。
東寺の僧侶は、御旅所に出向く。

還幸祭

5月3日に、伏見稲荷にお帰りになるため慶賀門の前を通るので、東寺の僧侶は、慶賀門で親交を確かめ合い挨拶を交わす。

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