本願寺水道(琵琶湖疏水)【蹴上〜東本願寺】

その他

目的と規模:

東本願寺のために蹴上船溜りから防火用の送水路を整備した。延長4.6km、直径約30cmの鋳鉄管
で、工事費(14.4万円)は、本願寺が負担した。

経過:

東本願寺は、江戸時代に4回、火災で焼失しており、直近は禁門の変で焼失した。そのため御影堂を再建するには、防火設備が必要と考えた。
明治30(1897)年に完成。
昭和54(1979)年に消防設備を一新したことから、防火設備としての機能は無くなったが、渉成園の池の水の補填に利用した。
平成20(2008)年に老朽化で停水した。

役に立ったか:

昭和25(1950)年に、京都駅舎が火災の時に、消防用水として活用した。

本願寺水道貯水池:

古代ローマの公衆浴場を思わせる丁寧な切石で施工されており、高さ18m、幅9m、深さ3mである。

疏水事務所:

記録絵図にて、事務所の室内では、設計士による製図作業、室外では、測量のための杭の製作している様子が残っている。
夜は、田邊朔郎が自ら作成した「土木工学ハンドブック」にて勉強会が開催されていた。

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