花園の地名の由来となった別荘
右大臣清原夏野の別荘には、珍草奇花が植えられていたことが花園の名の由来です。
その死後、双丘寺が創建、文徳天皇により天安寺が建立。衰退の後、鳥羽上皇の中宮、待賢門院璋子が法金剛院として復興する。

仏殿に安置された仏様
仏殿には、定朝の流れをくむ院派院覚による藤原仏を代表する丈六の御本尊、阿弥陀如来(国宝)。蓮弁の彫刻は、それぞれ異なる。
向かって右側に、僧形文殊菩薩(重文)、地蔵菩薩(重文)。
左側に十一面観音菩薩(重文)と厨子(重文)。彩色が美しい。

蓮池の浄土庭園
待賢門院が極楽浄土として造園した池泉回遊式庭園。なかでも巨石を並べた青女の滝は、僧林賢と静意の作であり、平安時代の庭園で遺構が残る。日本最古といわれる人工の滝。

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