南禅寺金地院【左京区南禅寺】

お寺

本堂(方丈)は伏見城もしくは大坂城の遺構

応永年間に南禅寺六十八世大業徳基が足利義持の帰依を受けて鷹峯に建立。
慶弔10(1605)年に以心崇伝が現在地に移築して再興。
本堂(方丈:重要文化財)は伏見城もしくは大坂城の遺構とも言われている。
方丈北側の小書院にある「八窓席」は、京都三名席のひとつ。窓が8つあったことから名付けられたが、明治の修繕で窓を改めた。

布金道場の扁額

山岡鉄斎の筆。廃仏毀釈の動きから寺院を守るため、仏教寺院ではなく「道場」であることを示す目的で破壊から逃れようとした。

徳川家康・秀忠・家光に信任された以心崇伝

東照宮

以心崇伝は、三代の将軍の信任を得て幕府の外交に貢献した。家康の遺髪と念持仏を奉戴して建立。
拝殿の天井には狩野探幽の鳴龍が描かれ、三十六歌仙の額は土佐光起の筆、歌は青蓮院宮尊純法親王の筆である。

鶴亀の庭(国の特別名勝)

小堀遠州が作庭した蓬莱式枯山水庭園。奥側の鶴島は卵を温め巣ごもりする鶴、手前側は海に潜ろうとする亀(甲羅に蓬莱山を背負う)を表している。崇伝が徳川家の繁栄を祈願し東照宮を遥拝した庭。 

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