足利義満の延命を祈願
臨済宗天龍寺派。本尊は釈迦如来、十大弟子。
義満が24歳の時、伽藍を建立すれば寿命が延びるとの夢告を受けたことから、康暦2(1380)年に創建した覚雄山宝幢寺の開山塔所である。開山は春屋妙葩。開山堂のまわりに野鹿が集まったことから「鹿王院」と名付けた。
寛文年間(1660年代)虎岑玄竹(こしんげんちく)が中興した。
枯山水庭園
背後に嵐山を望み、舎利殿を中心に三尊石など一群の石組みと苔地の庭。樹齢400年の木斛(もっこく)のほか希少樹木が点在している。

舎利殿(駄都殿)
厨子内に納められた銅製鍍金の多宝塔には、源実朝が宋より得たと伝わる仏牙舎利が奉安されている。
仏牙舎利は天下泰平の霊仏として四方を四天王に守られる。
仏牙舎利が日本(博多)に到着した10月15日に、厨子が開帳される。

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