法然の弟子である念仏房良鎮(りょうちん)が創建した往生院の子院三宝院跡。昭和初期の再興にて寺号として選ばれた。
伝承①「太平記」斎藤時頼と横笛
平清盛の家臣で滝口の武者・斎藤時頼(ときより)は清盛邸で建礼門院の雑仕女・横笛の舞姿にみとれ結婚を申し入れた。
身分の違いで父親が反対したため、時頼は出家し往生院に入山、訪ねた横笛に会うことこばみ、横笛も尼となって法華寺に入山した。

伝承②「太平記」新田義貞と勾当内侍(こうとうのないし)
新田義貞の寵愛を受けた、後醍醐天皇の女官の勾当内侍は、京でさらされた新田義貞の首を持ち帰り、菩提を弔うため往生院の側に庵を結び尼となった。
明治27(1894)年 首塚碑(富岡鉄斎)が建立。
昭和7(1932)年 供養塔が建立。

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