東寺(五重塔)【南区】

お寺

55mの5重塔で5代目(国宝)

我が国で最大の五重塔、4回焼けて5代目であり、現在の塔は徳川家光が正保元(1644)年に再建したもの。
大日如来に見立てた心柱を初層まで通し、柱の四面を背に金剛界四如来が座り、脇侍に八大菩薩、四天柱には金剛界と胎蔵界の曼荼羅、八方の板壁には真言八祖、扉には護法八天が描かれるという金剛界曼荼羅の世界を表している。 

塔の建立と稲荷大社

 淳和天皇が病気となり、理由を探ると、五重塔の心柱を稲荷の神域で伐ったためとわかったことから、朝廷は稲荷神の怒りを鎮めるため、稲荷社に勅使を遣わせ、神階「従五位下」を授けたところ天皇の病は、治癒したとのこと。 
 稲荷大社は、その後天慶5(942)年に「正一位」、応和3(963)年に京の東南の鎮護神と定まった。

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