伝教大師最澄が創建
時宗。山号は黄台山。本尊は、准胝観音。
寺伝では、伝教大師最澄が唐からの帰朝の折に暴風雨に見舞われたとき「南無観世音菩薩」と唱えると2頭の龍神が頭に観世音をのせて現れ無事に帰国できた。大師がその姿を彫刻して本尊としたとのこと。
延暦24(805)年に、伝教大師最澄が延暦寺別院として 開基・創建(桓武天皇の勅命)。
室町時代に、国阿上人に譲られて時宗の寺となる。
明治41(1908)年に 時宗総本山七条道場金光寺と合併した。

建礼門院徳子が出家
平家物語ゆかりの寺。
壇ノ浦の戦で滅亡した平家一門とともに入水した安徳天皇の母徳子は、助けられ、ここで落飾・出家、建礼門院徳子となる。
頼山陽(儒学者、尊王攘夷運動に影響を与えた)の墓
富岡鉄斎書(江戸時代末期から大正の京都生まれの日本画家)の手水鉢には、頼山陽を敬い慕う文を刻む。

コメント