樂吉左衞門(らく きちざえもん):
安土桃山時代の1500年代より一子相伝で続く、楽焼を製作する京都の陶工(世襲による伝統工芸の継承モデル)で、千家十職(せんけじっしょく)の一つである。
樂美術館:
樂焼の450年の歴史で、樂家歴代が次代の参考になるよう手本として作品を保管したものを展示している。各代が独自な作陶世界を築いている。
千家十職とは:
表千家、裏千家、武者小路千家の三千家が好む茶道具を代々製作する10の職家(職方)の総称である。
明治時代に確定したこの職家は、茶道文化の中核を担い、伝統的な「利休好み」の茶道具を継承しつつ、現代の家元の意向に沿った作品を創造する名匠である。

千家十職の職家一覧:
茶碗師(楽家):樂 吉左衛門 – 初代長次郎から続く黒・赤楽茶碗
釜師(大西家):大西 清右衛門 – 茶釜・鉄瓶
塗師(中村家):中村 宗哲 – 棗(なつめ)・香合などの漆細工
袋師(土田家):土田 友湖 – 茶器を入れる仕覆(しふく)や帛紗
金物師(中川家):中川 淨益 – 茶托・花入などの金属製品
指物師(駒沢家):駒澤 利斎 – 茶棚や香狭などの木工品
竹細工・柄杓師(黒田家):黒田 正玄 – 柄杓・竹製品
土風炉・焼物師(永楽家):永樂 善五郎 – 風炉・土風炉・陶磁器
表具師(奥村家):奥村 吉兵衛 – 掛軸の表装
一閑張細工師(飛来家):飛来 一閑 – 一閑張(紙の漆細工)


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